コラム

見出し 仕事が戻ってきた
更新時間 2021/10/27 名前 よねやん
本文 ◇新聞はコロナの影響があってもページ数が減るわけではないので、報道カメラマンの仕事はそんなに変わらない。東京五輪が終わったと思ったら、すでに2月の北京五輪の準備が佳境に入り、これから北京五輪へ取材に行くカメラマンが増えるとまた人手不足になってしまう。コロナでまた緊急事態になれば、それはニュースなので忙しくなる。ペン記者のように電話やメールで済ませることできないので、基本的には現場に行って写真を撮る

◇コロナで大変だったのは、ブライダル、学校、七五三などを撮影するカメラマンだろう。去年のGWころには催し物が一切ストップしたので、個人事業主に対する給付金でしのぐしかなかった知り合いもたくさんいる

◇そんな中、少しでも収入を得ようと無料動画サイトのユーチューブを始めるカメラマンが続出した。機材系、撮影技術系、副業カメラマン系など面白いので「チャンネル登録」して通勤中によく見ている。分野が違えば、作法も変わるもので、参考になることも多い

◇10月に入り緊急事態宣言が解除されたが、この頃を契機にユーチューブにも変化が見られた。新着動画の出るペースが鈍ってきたのだ。要するに本業の撮影が忙しく動画をアップできないのだろう。やはり撮影の本業の方が手堅く儲かるということだ。ずっと更新されずに残がいのチャンネルもある。すぐに動画配信をやめるなんて節操のない話だ

◇ブライダル系のカメラマンに聞いてみると、自粛していたカップルが急に動き出し、早いスピードで予約が埋まりつつあるという。コロナの第6波を恐れつつも、3回目のワクチン接種が始まる年明け頃になると、従来の8割程度まで状況が改善するだろう

◇今回のコロナ騒ぎでカメラマンの中では「仕事を得意分野に特化しないことが大事」と言われている。それはコロナで仕事が減ったから感じただけのことで、戻ればあまり考えずまた馬車馬のように働くだけなのだろう

◇リーマンショック、東日本大震災、コロナと100年に一度クラスの良くない出来事が続くが、個人的には忙しく毎日を過ごさせてもらい感謝している。今日も人気アイドルを撮影させてもらった。フリーカメラマンだと、かなり経験を積まないと撮らせてもらえないレベルのアイドルだ。これが朝会社に行くと勝手にデスクが仕事を割り振っている。なんて幸せなことか


今回のアイドルは不織布の紗幕に青い透過光を入れる凝ったライティングだ


お庭で少人数の結婚式がはやり、フリーカメラマンが記念写真を撮っていた
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